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死へと向かう少女 第一巻

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風合文吾の筆による長編小説の第一巻。全三巻予定。平成二十四年五月六日、第十四回文学フリマにて発行。
「死」は「タナトス」と読む。

「胡蝶の夢」をモチーフとし、二人の少女の夢を通した交流と彼女らの夢に現る謎の存在を描く。


主要人物紹介

・瑛理
 本作の主人公。小説を書くのが趣味の女子高生。諸事情で叔父の家に預けられている。
 己の無能感と人間不信に苛まれながら、文芸部に籍を置いて作品を発表し続けている短編作家。
 様々な衒学と豊かな空想力を以て小説を書いている。
 夢の中で「白い少女」になってまったく違った、しかしどこか共感を覚える世界を知る。

・白い少女
 本作の主人公。絵を描くのが趣味の自由人。学校には属していない。何処とも知れない部屋に住んでいる。
 「現代的自殺」を行いながら、世界への憎しみを描いて暮らしている。
 自身の絵にタイトルと「Memento_Mori」の署名を書き込む。部屋からは出ない。どんな生活をしているかも謎である。
 夢の中で瑛理と言う少女になって自分が体験することのない「他者との交流」「学校という場」を知ることになる。

・黒い羊
 瑛理と白い少女、二人に夢の中の映画館でエログロナンセンスが混同したグロテスクな映画を見せる活劇弁士。
 羊の癖に映画の内容を語ってみせる特異な、現段階では全く謎の存在。
 
作中用語

・『宇宙卵』(うちゅうらん)
 白い少女が持つ私家版の書物。一種の思想書。
 人類の進化を掲げ、「現代自殺学入門」「呪いについて」「世界の解体(断章)」などの章が確認されている。
 その思想、哲学の最終目標は「宇宙卵」へと至ることだと、序説にて語られている。
 本作の作中作であるが、度々本文中でその内容が直截に語られる。

・唐橘高校文芸部(からたちこうこうぶんげいぶ)
 高校としてはそれなりの学力のある、平凡な高校。
 文芸部には瑛理を含めても五人しか部員がいない。
 瑛理に厳しい部長の松枝、人形愛好家の変人武田という二人の三年生。
 瑛理の一番の友人である夕季、ムードメーカーでもある加奈、そして瑛理の二年生。
 主な活動は部員の作品の批評であるが、多作な瑛理はよく批評される側に立つ。

・黒羊宮(こくようきゅう)
 黒い羊が見せる夢の世界。
 映画館の客席にはいつも瑛理と白い少女だけがいる。


目次

序文――『荘子』斉物論篇より、胡蝶の夢。
序文――黒い羊は、夢を見る。 黒羊宮――反転の白羊宮ヨリ血潮シタヽル夢ノ世界。
Ⅰ.無知の揺籃――夢世界へ向かう覚醒の産声――
本編一、二、三、四節
黒羊宮ノ一、『素晴らしき愛の世界』
本編五、六、七、八、九節
宇宙卵 序説
    世界の解体(断章)
    現代自殺学入門
Ⅱ.居場所――少女の瞳に秘めるモノ――
本編一、二、三、四、五節
黒羊宮ノ二、『見世物小屋口上』~『意味なしキネマ』
本編六、七、八節
宇宙卵 呪いの美学
    存在の不連続性
黒羊宮ノ三、『夢遊病大行進』
儚さについて――中書きにかえて

※『宇宙卵』は更に細かく分かれてますが、その分は省いてます。

本文サンプル

※推敲段階で載せたサンプルなので実際のモノとは若干違う可能性があります。作者にも分かりません。
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