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「小説」
千夜風灯物語

千夜風灯物語 第百六十九夜 喰らいあう

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初雪の香りのする頃、雨の魔法使いは友人に会う為にとある地方都市のとある喫茶店に座っていた。少し早く来過ぎたな、と思いながらカルティエの腕時計を眺めていた。十分ほどで、待ち人が来た。否、人ではない。紫の死神だ。

「お久しぶりねえ。相変わらず色々やらかしてるみたいじゃない。キノコの街なんか、やり過ぎよ。火の悪魔になんかあげたのもそうだけど、あんまり死神の仕事を増やさないで頂戴な」

紫色の豪奢な髪の毛を結い上げ、黒い背広に身を包んだ女性死神が言う通り、魔法使いはやらかし過ぎである。

「そうは言っても、ね~え? 私は私で色々と都合があるからさあ。まっとうな仕事だってしてるよ? まあ趣味の方が大きいけど、さ~あ?」

飄々と言う魔法使いは掴み処がなくて、どちらが人外だか解りはしない。しかし、二人は度を越して仲がよく、二人で一部屋のホテルを予約しているほどであった。暫し雑談した後、買い物をしながらホテルに向かった。

室内で行われた遊戯と来たら筆舌に尽くしがたいほどにおどろおどろしく、二人は互いの肉体を喰らいあうだけでは足りず、幽体を離脱させて魂魄でさえも喰らいあった。肉体と魂魄、二つの交合は二人が共に疲れ果てて眠りに就くまで延々と続いた。

二つの美しい裸体は、絡まりあったまま眠っている。




 
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