FC2ブログ

スポンサー広告

スポンサーサイト

 ←千夜風灯物語 第百六十七夜 釈迦 →千夜風灯物語 第百六十九夜 喰らいあう
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
総もくじ  3kaku_s_L.png サークル
総もくじ  3kaku_s_L.png 小説
総もくじ  3kaku_s_L.png 徒然雑想
もくじ  3kaku_s_L.png リンク集
[千夜風灯物語 第百六十七夜 釈迦]へ [千夜風灯物語 第百六十九夜 喰らいあう]へ
  • TB(-)|
  • CO(-) 
  • Edit

「小説」
千夜風灯物語

千夜風灯物語 第百六十八夜 マタンゴ(ナゴム)

 ←千夜風灯物語 第百六十七夜 釈迦 →千夜風灯物語 第百六十九夜 喰らいあう




誰が言ったかそこは呪いの館。

勇敢を証明する為、蛮勇に勇んで館に入ったタマミは、可哀相にキノコ人間になってしまった。本人は指摘されるまで気づきもしなかった。彼女はキノコ人間になってしまったまま家に帰って、母親が自分の姿を見て泡を吹いて失神するまでそれと気づかなかったのである。なんとも暢気な娘ではないか。

そうして、街の住職や神主や牧師様や神父様が一同に会して、これを果たしてどうするかということについて話し合う運びとなり、夜通し続いたその結果は、とある自称魔法使いに任せるというものだった。そう、雨の魔法使いに。

まだ呼んでもいないうちにやって来た雨の魔法使いはキノコの原木を何本か持って来た。そうして、街の、特に人の出入りの多い処にそれを設置した。みんなが不思議がっても、魔法使いは怪しい微笑を返すだけだった。

一通りの作業が終わって、魔法使いが雨傘を一振りすると、呪いの館の中に漂うキノコの胞子と同じ胞子が、街中に拡散された。外を歩いていた人は勿論のこと、壁すら無意味な生物兵器魔法は引き籠りですら一人残らず、キノコ人間に変えてしまった。

「これで、タマミちゃんも目立たなくなるから、いいねえ……」

雨傘で空に浮きながら、キノコの街になってしまった大地を見降ろして、魔法使いは呟き、そのまま飛び去ってしまった。




 
次へ
前へ


 
スポンサーサイト



 関連もくじ一覧 ▼ 
総もくじ 3kaku_s_L.png サークル
総もくじ 3kaku_s_L.png 小説
総もくじ 3kaku_s_L.png 徒然雑想
もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
総もくじ  3kaku_s_L.png サークル
総もくじ  3kaku_s_L.png 小説
総もくじ  3kaku_s_L.png 徒然雑想
もくじ  3kaku_s_L.png リンク集
[千夜風灯物語 第百六十七夜 釈迦]へ [千夜風灯物語 第百六十九夜 喰らいあう]へ

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

  • [千夜風灯物語 第百六十七夜 釈迦]へ
  • [千夜風灯物語 第百六十九夜 喰らいあう]へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。