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「小説」
千夜風灯物語

千夜風灯物語 第百六十三夜 夢虫

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【宛てられた手紙】


『拝啓(略)、ずっと貴方と廻り会うことを心待ちにしていました。貴方の親切は、きっと私が昔から貴方を知っていることと無関係ではないかと思います。昔というのは今生のことではなく、それはそれは遠い前世のことです。その時、私は一匹の虫でした。踏み潰され、或いは叩き潰されるようなか弱い存在でした。いいことなどはただ一つしかなく、それは前世の貴方が私を見逃して永らえさせてくれたことです。貴方はご存じないでしょうけれど、前世、貴方は鴉でした。そうして、何故だか、それは私には解りませぬけれど、私を目の前にしながら啄ばむことなく飛び去って行かれました。その時、私は来世、このお方へ必ずや報恩をなそうと決めたのです。しかし、転生して後、私は人でありながら弱者であることから脱することが出来ず、またもや貴方のご親切の上に生かされております。この上は、私の身を貴方に捧げ、以って恩に報いたいと考えております。もしも貴方が拒絶なさるのであれば、それは構いません。ただ、私は叶うことのない恋を秘めたまま来世へ向うばかりです。どうぞどうぞそのご決断を私にお知らせくださいませ。無視されるのであれば、やはり私は終わろうと思います。どうか快いお返事を下さることを願って……』


【こんなことを、髪切虫が夢想している……】




 
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