FC2ブログ

スポンサー広告

スポンサーサイト

 ←千夜風灯物語 第百五十四夜 愚かな英雄 →千夜風灯物語 第百五十六夜 Purple Haze
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
総もくじ  3kaku_s_L.png サークル
総もくじ  3kaku_s_L.png 小説
総もくじ  3kaku_s_L.png 徒然雑想
もくじ  3kaku_s_L.png リンク集
[千夜風灯物語 第百五十四夜 愚かな英雄]へ [千夜風灯物語 第百五十六夜 Purple Haze]へ
  • TB(-)|
  • CO(-) 
  • Edit

「小説」
千夜風灯物語

千夜風灯物語 第百五十五夜 ダイナマイト

 ←千夜風灯物語 第百五十四夜 愚かな英雄 →千夜風灯物語 第百五十六夜 Purple Haze




土建屋の楽しみなんてパチンコしかないと彼は思っていた。それは彼が土建屋になるまでに至った偏見のコレクションのうちの一つでしかなかったが、それは非常に強い確信となって彼に日々を送らせた。

パチを打たない日などない。

だが勝てるかというとそれは甚だ残念ながら敗北続きで、それでもやめられない彼の姿はある種のアル中やヤク中を想起させた。いつか勝つ、いつかは勝つ、そう思いながら敗北を続けている彼は実は借金までしている。

家の中にはほとんど何もなかった。家具は布団を覗いて総て質に入れてしまって、それで稼いだ金も悉くパチに消えていった。彼の生活は博打に浪費されて行き、遂には免許証を質に入れる始末になった。

で、今では無免許無一文。

金は一応稼げたが、それも即座に溶かしてしまうので食うにも困るようになった。何かに憑かれたように毎日パチ屋に通い詰める彼はもう店員にも完全に顔を覚えられてしかも哀れみの視線を向けられるようになっていた。

その哀れみに気づいた時、彼は目が覚めた。

復讐しよう。

そう思って、適当な口実を使って職場で極たまにしか使わない発破を盗み出し、懐に厳重に隠していつものパチ屋に行った。そして、店員に解らぬように火をつけて、彼は自分ごとパチ屋を爆殺してしまった。

復讐、完了。




 
次へ
前へ


 
スポンサーサイト



 関連もくじ一覧 ▼ 
総もくじ 3kaku_s_L.png サークル
総もくじ 3kaku_s_L.png 小説
総もくじ 3kaku_s_L.png 徒然雑想
もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
総もくじ  3kaku_s_L.png サークル
総もくじ  3kaku_s_L.png 小説
総もくじ  3kaku_s_L.png 徒然雑想
もくじ  3kaku_s_L.png リンク集
[千夜風灯物語 第百五十四夜 愚かな英雄]へ [千夜風灯物語 第百五十六夜 Purple Haze]へ

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

  • [千夜風灯物語 第百五十四夜 愚かな英雄]へ
  • [千夜風灯物語 第百五十六夜 Purple Haze]へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。