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「小説」
千夜風灯物語

千夜風灯物語 第百五十三夜 傾斜

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一日を時間で細切れにして、映画のフィルムのように区切られた毎日を過ごしていた頃、つまり学生の頃、一日を自由気ままに過ごしている人たちに憧れた。それは特にバンドマンとか、そういうタイプの人たちだ。

で、見事に線路を踏み外した私は、一日を自由に使えるような立場になった。なったはいいけど出来ることなどほとんどない。何故ってそれは病気の為と財布の為とだけ言えばいい。

例えば同い年でちゃんとサラリーマンやってる友人がいる。忙しい忙しいと口癖のように言う彼は、でも、他者から見れば確実に私よりまともな人間として把握されるだろう。ちょっと羨ましいんだけど、それ以上にそんな生き方は私だったら面倒臭すぎて出来そうにない。

この怠惰という天性の為に、一日の時間を自由に出来る立場にありながら、私の毎日は酷く退屈なものにしかならない。もっと能動的に生きようと思っても、というか、思うと頭が痛くなる。

自由人になりたくて線路を踏み外してみたわけだが、これでは自由人というより単なるニートではないか。或いは線路の外から見える風景をつらつら言葉にしていけば、仙人にでもなれるかも知れない。空也上人が言葉と一緒に仏を吐くように、口ずさむ歌がそのまま言葉になればいいのに。

自分の歩む筈だったレールが今どこでどうしているかも解らない。解らなくていいのかも知れない。それはまったく出し抜けに起こった大きな災厄の中で、昔の私の心と一緒に、壊れてしまっただろうから。

だから、ここは線路の外の風景。




 
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