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エピソード:バルカンの鍵

[ チェルノボグ]

2015.08.29

水晶砂漠に、風が吹く。 鍵がない。 宝紬見習いのザントレムは寝起きにそう気がついた。確か鍵は自分の腹の中にしまっておいた筈である。砂精であるザントレムは体内にものを収納することが出来るのだ。しかし、体内の砂を蠕動させて探ってみても鍵は見当たらない。念の為全身を完全に砂溜まりに変えてみてもう一度探してみた。ない。今度は昨日着ていたチュニックを検める。ポケットの中をどれだけ探しても鍵はない。 これはま...全文を読む

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エピソード:大いなる酩酊

[ チェルノボグ]

2015.08.22

水晶砂漠に、風が吹く。 その日、酒場の亭主たる九尾の狐クジャはこの集落の住民総てが蜜事を行うのに使う褥、即ちキノコホテルの一室で目を覚ました。隣では肉屋を営む人虎ミガがぐーすか寝ている。昨晩、呑みに来たミガが珍しく人恋しいというので、美しい九尾の狐はそれを慰める為に一夜を共にしてやることにしたのである。獣性の強いミガとの交わりは、この酒場の九尾にとってなかなか刺激的で満たされるものであった。ことに...全文を読む

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エピソード:春風抄

[ チェルノボグ]

2015.08.15

水晶砂漠に、風が吹く。 夢を見ている。 ふと、ミガはそんなことを思った。だって、目の前にいるかつての自分の番いは、とうの昔に死んでいるのだから。その番いの名前はカルハと言う。可憐な桜のアルラウネである。 月のよい晩のことである。カルハはまるで生きているみたいに桜並木の中に立っていた。ミガには気づいていないのかも知れない。桜を見上げている。チェルノボグで桜が見れる場所なんて西の果ての桜花遺跡しかない...全文を読む

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エピソード:クスフィスの墓参り

[ チェルノボグ]

2015.08.08

水晶砂漠に、風が吹く。 その日、墓守見習いのパムヴァイマはある約束の為に、自分の今日一日の仕事を、生活に必要なものにまで減らして貰うよう母にして墓守の賢者たるラブラに懇願した。「パムがそう言うなんて珍しいわね。何か、誰かと約束でもあるのかしら?」 天晴な頭を持つ墓守の賢者はねぐらの中で下半身の蛇体をくねらせながら言った。墓守の賢者というのは一応、大賢者・湖守・宝紬という他の賢者位と同等の地位を持っ...全文を読む

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エピソード:濡れる石がくれたもの

[ チェルノボグ]

2015.08.01

水晶砂漠に、風が吹く。 その日自警団員キスティは仕事であるオアシス周囲の見回りをいつも通りにこなしていた。平和に過ぎるチェルノボグで自警団が行う自警団らしい活動など精々がこの見回りに過ぎず、しかし見回りをしても異常が起きていることなど全然ないので、結局の所彼女らの見回りというのは長い散歩に過ぎない。 チェルノボグというオアシスはさほど広くない。従って、その円周をぐるりと回るこの仕事も大したものでは...全文を読む

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